みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
今回は「非認知能力」について話を進めていきたい
と思います。
ChatGPTをはじめとする生成AIが世に出て以降、
「非認知能力」というワードを目にする機会が増え
たように感じています。
「認知能力」については、多くの方が理解している
ことでしょう。
「認知能力」とは、読み書き・計算力・記憶力・IQ
など、テストや点数で数値化できる能力ですね。
学校教育や受験で重要視されてきた能力ですが、
生成AIが誕生するまでは、認知能力の高い人が
「頭がいい人」といわれて評価されてきました。
読み書きや計算力、そして記憶力は生成AIの
最も得意とする領域ですので、生成AIが誕生
したことにより、これまでの認知能力に対する
評価も変わっていくかもしれません。

では非認知能力とは、どのような能力を指す
のでしょうか?
非認知能力は、大きく分けて3つの側面に分類
されます。
①目標に向かって粘り強く取り組む力
(Grit/Self-Control)
②社会性・協調性に関わる力
(Social Skills)
③感情をコントロールする力
(Emotional Skills)

具体的には次の6つの能力があげられています。
①グリット (Grit)
目標達成のために、困難に負けずに粘り強く
努力し続ける力
②自制心
衝動的な感情や行動を抑え、将来の目標の
ために行動を律する力
③協調性
他者の考えや感情を理解し、協力して集団の
中で行動できる力
④レジリエンス (Resilience)
失敗や逆境から立ち直り、精神的なダメージ
から回復する力
⑤自己肯定感
「ありのままの自分」を無条件で認め、自分の
価値を肯定できる感覚
⑥協調性・共感力
他者の気持ちを理解し、うまく関係を築く力
現代はVUCA時代(Volatility (変動性)・
Uncertainty (不確実性)・Complexity (複雑性)・
Ambiguity (曖昧性)と呼ばれ、社会や技術が
急速に、そして予測不能なスピードで変化して
いるといわれ、近い将来、知識の記憶や定型的
な作業はAIが担うようになり、認知能力の一部は
相対的に重要性が低下していくといわれています。
変化の激しい社会で柔軟に学び直し、人や情報
とつながりながら価値を生み出していくためには、
AIには代替できない非認知能力がますます重要に
なっていくでしょうね。
失敗を恐れず、変化し続ける時代の流れに柔軟に
対応していきましょう!
本日もご覧いただきありがとうございました!